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桃の花は薔薇科に属するのです
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ナリ♀ナリが日々楽しすぎて如何しようかと。
とりあえず、本日は元就で刑部&三成をボコってみた@究極青ルート
刑部は開始10秒、三成は会話終了から30秒ぐらいで撃破(笑)
ちなみに@究極モグラも元就様なら10秒あれば楽に破壊できる。
壁が強すぎて、日々吹きますww

*****************************

― 中の人と外の人の話 ―

「裏切りは許さない」
「貴様もしつこい男よ。繰り返せねば、気が済まぬのか」
事後の気だるい雰囲気に似合わぬ、殺伐な会話が広がる。そのことに元就は眉を顰めるが、彼の好きにさせている。
「私は裏切りを最も憎む」
「聞き飽いた」
一言で元就が斬り捨てることに、三成は気に止めないらしい。
「私は……貴様を信じたことはない」
しかし、一応は彼も会話をする気があるらしい。おざなりにしか返事のない元就に対して、明確な言を寄越す。それに対し、元就は僅かに目を見張るが、すぐに嘲りを含んだ笑みを浮かべた。
「……ならば、貴様にも都合が良かろう」
「何?」
「信じないのであれば、裏切られることもなかろうに」
そう、元就とて三成を信用しているわけではなかった。西軍の長であろうと、肌を重ねる相手だろうと、元就は初めから誰も信じない。
自己と他者は明確な線引きがあり、彼女の領域は決して誰とも重ならない。
今までもそう生きてきたし、これからもそれは不変であり続けると、元就は「信じて」疑わなかった。
しかし、三成は元就の言葉が気に入らなかったらしく、目を細めて彼女を睨んだ。
「矢張り、裏切る気か」
「阿呆か、貴様」
肌に触る静謐な空気に身をすくめ、元就は無意識に布団を手繰ると目を閉じた。
いい加減、不毛な問答にうんざりしてきたところだ。身体は休息を求めていることであるし、彼に背を向けた。
「貴様もいい加減横になれ」
「私の話は終っていない」
「……裏切るもなにも、我らの間には何もない。これで満足か」
自身と彼を指す言葉として、無以外の言葉を、元就も知らなかった。それは三成も同じだと理解していた。
「不満だ」
なのに、彼はそれを否定する。これには元就も不快な心持ちになり、閉じていた目を開くと厳しく彼を射抜いた。
「貴様……何が言いたい」
三成はおもむろに元就の首筋に指を這わせた。
「私は別に貴様に愛を囁きたいわけではない」
「奇遇だな。我も、ぞ」
「だが……貴様がひとりで死ぬのも、許さない」

「死ぬときは、同じだ」


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